先日、『ドラゴンクエストⅠ&Ⅱ/Ⅲ HD-2D』の関係者が集まる場に出席させていただきました。 一人のファンとして、そして制作に携わったイラストレーターとして、心震える時間を過ごしてまいりました。
1986年、広野を行く
私は1986年生まれ。ドラゴンクエスト第1作目が誕生した年に生を受けました。 物心ついた時からその世界に魅了され、冒険と共に育ってきた私が、39歳になった今、生みの親である堀井雄二さんや伝説を築いてきたスタッフの皆様と同じ場所に立っている。その事実に、改めて身の引き締まる思いでした。
「愛」が繋いだ、遥かなる旅路

会場では、以前お渡ししたイラストが大切に保管されていたことを知り、胸がいっぱいになりました。単なる仕事相手ではなく、心を通わせた「仲間」として迎え入れていただけているのだと実感した瞬間です。
また、制作に関わるスタッフの方々から、技術だけでなく作品への愛やリスペクトを評価していただいていることを知りました。 私が守り続けてきた「鳥山先生とドラクエの世界への敬意」という根幹を、プロの皆様が真っ直ぐに受け取ってくださっていたこと。これこそが、私にとって何よりの勲章です。
20年越しの勇者の挑戦
かつて20代の頃、コンサート会場で堀井雄二さんを遠くから見つめることしかできなかった一ファンだった私。それから約20年、がむしゃらにペンを動かし続け、今こうして「制作関係者」としてお隣でお話しさせていただいている。 あの日の自分に「いつか隣に立てる日が来るぞ」と教えてあげたい……そんな想いが溢れました。
堀井さんは私の言葉に温かく耳を傾けてくださいました。これまでの苦労がすべて救われるような、人生最高の瞬間でした。
また、多くのクリエイターやスタッフの皆様と刺激的な対話をさせていただいたことも、大きな財産となりました。普段表に出ることのない自分にとって、とてもとても貴重な時間でした。
そして伝説へ…
これからも、鳥山明先生の魂を感じていただけるような、そして皆様にワクワクをお届けできるような絵を描き続けていきます。 素晴らしい場を用意してくださったスクウェア・エニックスの皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。
これからも「フリーランスサイヤ人」として、レベルを上げ続けます。
