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ふぇにょんの美学

2026 4/01

私は「フォロワーの数」で飯を食ったことがない。

Xのフォロワーは約27万人いる。ありがたいことだと思っている。でも、私の収入源はそこじゃない。版権イラストの仕事——つまり「絵の技術」に対して発注が来て、納品して、対価をもらう。その繰り返しだけで13年以上やってきた。

フォロワーが27万人いようが0人だろうが、私の仕事の単価は変わらない。クライアントが見ているのは私の「絵」であって、私の「影響力」じゃないからだ。

目次

「好意」で稼ぐ構造が、私には合わない

TikTokの投げ銭、YouTubeのスパチャ、ライブ配信のギフティング。あれは要するに、見ている人の「好意」や「善意」がそのまま収入になるシステムだ。

構造だけを冷静に見れば、ホストやキャバクラと同じだと思っている。お客さんが「この人を応援したい」「この人に喜んでもらいたい」と思う気持ちを、金額に変換する仕組み。もちろん合法だし、そこに需要と供給があるのも分かっている。

ただ、私はそれをやりたくない。理屈じゃなくて、美学の問題だ。

フォロワーに媚びて数字を伸ばして、その数字を換金する。そのサイクルに自分を組み込むくらいなら、貧乏でいい。頭を下げる相手は、クライアントだけで十分だ。

私が売りたいのは「自分という人間への好感度」じゃなくて、「自分の技術が生み出した成果物」だ。絵を描いて、それが商品になって、その商品が売れる。好意のフィルターを一枚も挟まない、純粋な技術の等価交換。そこに美しさを感じている。

だからといって、やっている人を否定するつもりはない

誤解してほしくないのだけど、SNSで稼いでいる人たちを見下しているわけじゃない。むしろ、あれはあれで途方もない努力がいる世界だと思っている。

毎日コンテンツを出し続ける体力。コメントやアンチと向き合うメンタル。トレンドを読んで、自分を「商品」として最適化し続ける頭脳。あれを継続できる人は、間違いなくプロだ。

ただ、私の戦場はそこじゃないというだけの話。

寿司職人が「自分はフレンチをやらない」と言ったとして、それはフレンチを馬鹿にしているわけじゃない。自分の包丁に誇りがあるから、その包丁で勝負したいだけだ。

技術で勝負するということ

私のキャリアは、タツノコプロのアニメーターから始まった。そこからアンカマジャパン、フリーランスと渡り歩いて、今は世界的IPの公式イラストを描かせてもらっている。

ここに至るまでに、バズった投稿なんか一つも必要なかった。必要だったのは「こいつに描かせたら間違いない」と思ってもらえる技術だけだ。

SNSのフォロワー数を履歴書に書いたことは一度もない。名刺にも書いていない。クライアントとの打ち合わせで「フォロワー何万人です」なんて言ったこともない。そんなものは、絵の前では何の意味もないからだ。

稼ぎ方にも、人格が出る

どうやって金を稼ぐかは、その人の生き方そのものだと思っている。

投げ銭で稼ぐ人は、人との繋がりを大切にしている人だ。広告収入で稼ぐ人は、マーケティングに長けた戦略家だ。技術で稼ぐ人は、職人だ。どれが上でどれが下という話じゃない。それぞれが、自分の武器で戦っているだけだ。

私の武器は、この腕と作品への愛だった。それだけのこと。

だから私はこれからも、フォロワーの数じゃなくて、絵の精度で勝負する。誰の好意にも寄りかからず、技術だけを差し出して、その対価をもらう。

不器用かもしれない。効率が悪いのかもしれない。でも、それが私の美学だ。

美学を捨てた瞬間、私はふぇにょんじゃなくなる。

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