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近況はBLOG

「いつか仕事がなくなる恐怖」と戦い、体と心を差し出した代償の記録

2026 1/17

今日は、少し生々しい話をします。
お金の話であり、同時に、人生そのものの話です。

個人的なことですが、
資産総額が数億円を超えました。

この数字を見たとき、ようやく
長年、心の奥底に貼りついて離れなかった
「経済的な不安」という重荷が、少しだけ軽くなるのを感じました。

「すごい」「羨ましい」と思われるかもしれません。
でも、この資産は決して
才能だけで、スマートに手に入れたものではありません。

これは
私の臆病さと、
ボロボロになった体と、
そして孤独と引き換えに手に入れた、
生き延びるための盾です。


目次

「どこかからの連絡」に怯え続ける日々

ありがたいことに、 誰もが知る作品のお仕事に関わらせていただいています。

個人にも関わらず、取引先は世界規模の大企業が多く、責任の重さは常に感じていました。

ただ、その裏側にある日常は、
華やかさとは正反対でした。

いつ修正が来るか分からない。
いつ緊急の案件が飛び込んでくるか分からない。

私は常に、
スマホやPCの通知音に神経を尖らせながら、
一人きりの仕事場で連絡を待っていました。

外出中に連絡が来て、すぐ対応できなかったらどうなるか。
そう考えると、外に出ること自体が
「仕事を失うリスク」に感じられました。

旅行はもちろん、
少し食事に出ることさえ、
心から楽しめなかった時期があります。


「全裸で晒す頭おかしい奴」と言われても

特にコロナ禍の頃、
その孤独と閉塞感は限界に近づいていました。

誰とも会わず、
部屋で連絡を待ち、
黙々と絵を描き続ける日々。

社会から切り離されたような感覚の中で、
私は筋トレに没頭し、
その写真をSNSに投稿するようになりました。

結果として、
「いまだに全裸写真を晒す頭のおかしい奴」
と陰で言われるようになりました。

(念のため書いておきますが、安心してください。ちゃんとパンツは履いています)

正直、やるせなかったです。
誤解されていることも分かっていました。

でも、当時の私は
それくらい追い詰められていました。

あの写真は、
自信の誇示でも、ナルシシズムでもありません。

「俺はここにいる」
「誰かと繋がりたい」

必死に出したSOSが、
たまたま歪な形で表に出てしまっただけでした。

変人扱いされても、
笑われても、
それでも黙って消えることだけは、できなかった。

孤独なクリエイターの、
正直な弱さだったと思います。


体を壊した代償

無理は、確実に体に現れました。

座り続けて作業をしすぎた結果、
30代で下肢静脈瘤の手術を受けました。

目の酷使も限界を超え、
ICL手術も受けました。

今でも、
週に2回、合計6時間の鍼治療に通い、
なんとか体を動かせる状態を保っています。

積み上げた資産の裏には、
こうして削ってきた健康と、
心の悲鳴があります。

これは武勇伝ではなく、
恐怖に追い立てられた結果です。


労働の限界と、投資という防衛策

正直に言います。

私がイラストレーターとして、
自分の体を使って稼げたお金(元本)は、
総資産の半分以下が限界でした。

どれだけ頑張っても、
労働だけで今の資産は作れません。

「体が動かなくなったら終わり」

その恐怖があったからこそ、
稼いだお金のほぼ全てを
全世界株式などの金融資産に変え、
証券口座の中で運用し続けました。

そのため、
私の手元や自宅に現金はほとんどありません。
資産はすべて、ネットの向こう側の数字として存在しています。

今の資産の半分以上は、
私が描いて稼いだものではなく、
リスクを取って守り育ててきたお金が増えてくれたものです。

誤解され、
陰口を叩かれている間も、
静かに働いてくれていました。


これからの私

目標としていた金額を超えて、
ようやく
「明日仕事がなくなっても、生きていける」
という安心感を手に入れました。

これからは少しだけ、
通知音に怯えず、深呼吸ができそうです。

それでも、
絵を描くことをやめるつもりはありません。

恐怖や承認欲求に追われるためではなく、
支えてくれた人たちのために。

鳥山先生や企業様、ファンの方々への恩返し。
そして、
もっと良い絵を描くために。

体は相変わらずガタガタで、
変な噂も消えませんが(笑)、
メンテナンスしながら、まだ描き続けます。

これからも、
ふぇにょんの作品を見てもらえたら嬉しいです。


最後に一言

これは
金持ち自慢でも、成功談でもありません。

必死に生き延びようとした、
一人の臆病な職人が、ここにいたという記録です。

このサイトは、私の居場所なので、
正直に記しました。

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