独立して一人でやっていく心構えを書きます。
▶健康
フリーランスに限らずに言えることですがコレが一番大事だと思います。
鳥山明先生もジャンプ流の中でおっしゃってましたね。
いくら必死に頑張っても無理をして体を壊してしまっては働けなくなります。
アニメーターやフリーランスは特に病気になってしまってもなんの保証もないことが多いですからより気をつけないといけないと思います。
アニメーターを続けているといつの間にか(極端に)ガリかデブになると言われています。
ご活躍している偉い方の体型を見てみましょう。何となく分かるのではないでしょうか(笑)
ちなみに、同期で15時ころ出社してきて菓子パンをガサガサ食べている人がいましたが、ガリガリでした。
絶対不健康だと思いました。年齢の割に老けてたし、白髪もすごかったし。
そんな生活を続けていたら将来絶対に健康面でガタが来そうですよね。。
フリーランスになってからは特に健康には気をつけるようになりました。筋トレは朝の日課です。
できることなら早寝早起きを心がけたいものですが仕事の多さで難しい。
なのでせめて運動と食事で日々の健康を積み重ねています。直ぐに結果が出ることではないですが将来への投資でス。
業界のところにも書きましたが一度お身体を壊すと取り返しがつきません
そうならないためにも日頃から適度に運動して、野菜、低脂質のバランスのよい食生活を送ることが理想です。
早寝早起きの規則正しい生活はスタジオに行っているとなかなか難しいですが
午後出社~朝帰りという悪い習慣にならないように朝行って夜帰る事ができればそこまで難しいことでもないのではないでしょうか。
とはいえ会社のサイクルが午後~夜中という悪い習慣なところが多いので流されやすいですけどね。
フリーランスだとここがコントロールできます。
昼夜逆転して取引先に迷惑をかける生活習慣はやめましょうネ。
有名なスーパーアニメーター逢坂浩司さんは朝に行って夜にはきちんと帰っていたそうです。
でも若くして癌で亡くなってしまったので一概には言えません。。
タバコの吸い過ぎやストレスなども関係しているのでしょう。でも少しでも可能性を低くできると思います。
本当はスタジオ全体で朝~夜で終わり、徹夜は許さない!ってスタンスになれば一番いいんですけどね
電気代も浮くし。でも急に変えるのはなかなか難しいと思います。
▶納期は絶対
どんなに技術が高くても
スケジュールを守らない
連絡をとれない、返事が遅い
こうでは次第に仕事を頼まれなくなっていくと思います。
仕事なので納期が一番です。仕事を回す方も納期がどうなるか怖い人は敬遠していきます。
もし納期に間に合わない時でも密に連絡を取りあっていれば対処のしようがあるし、相手も安心するわけです。
返事もなしに納期も守らないって人として最低ですよね。わりと人気の方にありがちな悪い点です。
▶親切にする
またアニメーターだけに言えることではないが、フリーランスというもの
聞こえはいい(?)が仕事がなければただの無職。
たまーにそこのところを忘れてしまっている人がいるのはなぜか?コレは本当に自分からすると謎。
どんなに技術が高くても必要としてくれない人がいないかぎり意味が無い。
そのためにも普段からお仕事を気持ちよくできるように相手にも気を使いたいものです
まぁいくらこちらが親切にしても相手がそう思っていない限り切られることはありますが。
その時はその時で自分は悪くないので気持ちを切り替えて他のクライアントさんを探せばいいとおもいます。
▶謙虚を心がける
親切といえば逆の話で、弱い立場の方をいじめる人が少なからずいるみたいです。。
技術が高い人、めちゃくちゃ上手いからといって人に迷惑をかけなかったり、人間としてのレベルが高いかというと、決してそうは思えない。
むしろそういった方のほうが人としてはやばいのが多い気がする。
偉そうにしたいのか、ストレスが溜まってるのか、それを制作さんなどにぶつける人。
イヤってほど見てきました。
制作さんの立場ってメーカーや上と作画との板挟みになってものすごいストレスが溜まる。
心の奥では殺意を抱いている人も少なくないと聞く。
そんな大変な思いをしてまで自分に仕事を持ってきてくれる人をどうしていじめるのか。。
いじめといっても、単に感情をぶつけたりするほかに
「仕事をしない、スケジュールを守らない、連絡がつかない。」
いろいろな方法はあるけど、相手を困らせて喜んでいる人間は最低。
今は良くてもあとで自分に返ってくると思う。因果応報である。
お互いが助けあって良い物を創る姿勢を大事に。どちらが偉いとかいうことはないのです。
此方は技術と時間を提供しているのですから。
ただ残念なことに、会社の力を自分の力と勘違いしてこちらにマウントを取ってくるバカもいるんですよね(経験談)
こういう自分が社長でもないのに仕事を与えてやってるっていう感覚を持ってる人とは関わらないようにしています。
制作さんやテレビのADさんって結構早く出世する。
アニメーターとはそりゃ段違いの成長速度で権力を持つことができる。
例えばとんねるずの石橋貴明さんはそれを知っているからなのか、新人ADさんをバカにしていじめる芸能人が多い中、可愛がってあげるらしい。
それがすぐに出世してプロデューサーなどになるので、後々いい仕事を持ってきたりして結果的に良い思いをしてるとか。(本当か知らんが)
まぁ親切にしたからといって必ず返ってくるとは限らないが、悪い印象を持たれるよりはずっとマシだとおもう。
以前ボンズの制作さんの「アニメーター評価表」が流出して事件になったことがあった。
そんなの書いちゃうのはひどいとおもうけど、「性格に難あり」なんて書かれちゃうってことはちょっと本人にも問題があったのではないかとも思ったり。
ただ制作さん本人のさじ加減がわからないので
「ちょっと今忙しいのでせっかくですが申し訳ございません。」
そう丁寧に断ったとしても
「使えねえな!こっちが困っているのに性格に難ありだわ」
なんてことになっていたのかもしれない。
どうしても忙しくて断るときも相手を尊重してできるだけ嫌な気分にさせないように気を使うこと、
人と人との付き合いなのだから当たり前のことなんだけど、とっても大事なこと。
とにかく人間っていう生き物は
ちょっと慣れてきたり立場が上になってくると偉そうにしてしまうけど
「周りが支えてくれるから自分が輝くことができる」
そう思うことを忘れずに常に謙虚でいたいものです。
なんて偉そうに色々書いたけど、すべては自戒の念もこめて
自分に言い聞かせるために書いた記事でございました